予防|働く人のためのメンタル不調 休職・復職ガイド|つくる
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メンタル不調による休職 採用とSNS予定 就業規則予定 人事デューデリジェンス(人事DD)予定 メンタル不調による休職 予防
予防 自己点検10問
時間軸 0 初期異変 1 初動 2 最初の面談 3 休職中 4 試し出勤 5 復職判定 6 復職直後 7 再休職 8 雇用終了 9 まとめ

Prevention — 予防

予防

休職に至る前に、会社ができることを三段階に分けて整理します。

メンタル不調による休職を防ぐための予防策は、厚生労働省が提唱する「一次予防(未然防止)」「二次予防(早期発見・早期対応)」「三次予防(復職支援・再発防止)」のフレームワークに沿って、体系的に取り組むことが推奨されます。

01 — Primary prevention

一次予防:ストレスの発生そのものを減らす(未然防止)

社員がメンタル不調に陥る主要な要因として、業務量、長時間労働、人間関係、ハラスメント等が挙げられます。

適正な労働時間管理と業務量の調整
長時間労働(月45時間超の残業の常態化)の削減。
特定の社員に業務が集中しないよう、業務の「可視化」と「平準化」を進める。
職場環境の改善とハラスメント防止
パワハラ/セクハラ等の防止教育(研修)を管理職・社員向けに定期実施する。
風通しの良いコミュニケーションが取れる組織風土づくり(1on1ミーティングの導入など)。
ストレスチェック制度の「結果」を職場改善に活用する

常時50人以上の労働者を使用する事業場では、労働安全衛生法により年1回のストレスチェック実施が義務付けられています。2028年4月1日からは50人未満の小規模事業場についても、義務化が決定しています。

このストレスチェックは、メンタル不調を見つけるための検査ではありません。気づくきっかけを作るための仕組みです。本人の同意がなければ、会社は個人の結果を見ることができません。

単に受検させるだけでなく、集団分析を実施して「どの部署が高ストレスか」を特定し、該当部署の業務量見直しや環境改善を行うことが適切な使い方です。

02 — Secondary prevention

二次予防:不調のサインを早く見つけて対応する(早期発見)

メンタル不調は、重症化する前に「兆候」を察知して手を打つことで、休職を未然に防ぐことができます。

ラインケア(管理職による変化の察知)の強化

管理職に対し、部下の「いつもと違うサイン(遅刻の増加、ミスの急増、表情の暗さなど)」に気づくためのラインケア研修を行う。

「怒る・責める」ではなく、「最近体調どう?」と声をかけられる管理職を増やす。

相談窓口(社内・社外)の設置と周知

社内の人事・保健師だけでなく、外部のEAP(従業員支援プログラム)サービスなどを導入し、プライバシーが守られた状態で専門家に相談できる窓口を用意する。

「悩んだらすぐに相談していい」という文化を根付かせる。

高ストレス者への産業医面談の徹底

ストレスチェックで「高ストレス」と判定された社員や、長時間労働者に対して、気兼ねなく産業医面談を受けられる環境を整える。

03 — Tertiary prevention

三次予防:再休職を防ぐ仕組みづくり(再発防止)

すでに休職者が発生した場合、その原因を分析して組織にフィードバックすることで、新たな休職者の発生を防ぎます。

休職原因の構造的分析

個人(本人の資質)のせいにせず、「業務負荷」「人間関係」「マネジメント」のどこに問題があったかを会社として客観的に振り返る。

復職プロセスの標準化

無理な復帰による再発(再休職)を防ぐため、産業医やリワーク施設と連携した厳格な「リハビリ勤務計画」を運用する。

メンタル休職の予防で最も大切なのは、「本人のメンタルの強さ」に期待するのではなく、「過度なストレスがかかり続ける構造(環境)を作らないこと」です。

Priority 1

残業時間とストレスチェック結果のモニタリング(一次予防)

Priority 2

管理職の「変化に気づく目(ラインケア)」の育成(二次予防)

この2つを優先的に進めることが、予防において効果の高い取り組みとなります。

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